世界規模でITの市場調査、コンサルティングを長年にわたり継続的に行い、高い評価を得ている Futuresource フューチャーソースとTAKアナリティクスは今年6月、日本での独占パートナー契約を結んだ。
その市場と技術カバレージの広さ、予測、分析の確かさで、今、世界で最も注目されているFuturesource と日本で既に30年にわたりIT市場調査に関わり、幅の広いインダストリーネットワークと豊富な調査、コンサルティング経験を持つTAKアナリティクス、その両者の強みを生かしたのが今回のパートナーシップである。ダイナミックに変化するワールドワイドの貴重な情報を、今後もタイムリーかつ高品質でお届けする。
今回のニュースレターはパートナー契約後初めて、「世界コンシューマーエレクトロニクス市場分析」と題し、フューチャーソースの最新レポートサマリーをお届けする。CE: コンシューマーエレクトロニクス、特にハイテク家電分野で何が起こっているのか、急速に力を付け、今や日本のお家芸である家電分野においても、その存在すら脅かすほどになった海外競合他社、彼らの動きを取り入れ、ここ数年の近未来を予測する、興味深く見逃せない市場動向動分析をお届けする。
全世界のCE支出規模は2012年55兆4000億円が5年後2017には61兆7000億円、CAGR (年複合成長率)2.2%の成長が見込まれる。$1=Y100 金額では6兆3000億円、10%以上の増加である。しかし注意すべきはその中身。スマートフォンの大幅な進捗を受けてPC,ノートブックが減少、又、テレビの漸増及びガラケーの半減、タブレットの増加が特徴的な動きと予測される。

それでは2012年CE全体では20%以下のシェア、2017年では15%以下に減少する「それ以外の商品」について、特にその中のホーム・オーディオビジュアルと呼ばれる分野はどの様な動きがあるのか?
以下2つのグラフについて。上はホームAV全世界出荷商品タイプ別数量(100万台)、下はその価格($1B) ベース。どちらも減少が予測される。


今回はコンシューマーエレクトロニクス及びホームAVの市場動向について 2017年までの市場動向分析をお届けした。次回はこの中から特にフラットパネルディスプレイや4Kについて、もう少し突っ込んだ分析をお届けする。
